木材の材料検査

木材の材料検査とは、仕様書に基づいて、納入された木材が要求どおりの品質を備えているかを確かめる作業です。木材は一本ごとに性質が異なる天然素材であるため、加工に入る前のこの検査が、建物の品質と耐久性を左右します。

検査では、寸法と数量をはじめ、節や割れの有無、色(赤身・白太)、木目の状態、含水率を確認します。特に木目は、乾燥に伴って曲がりや反りが出やすい材を見極める重要な手がかりとなります。含水率が高い材は、組み上げた後に痩せや狂いを生じるため、数値での確認が欠かせません。

節や割れが見つかった場合も、直ちに不適とするわけではありません。見え隠れ(組み上げた後に隠れる部分)や目立たない位置に来るよう、材の使用位置を調整し、その調整と合わせて型紙による木取りを行います。どの材をどの部位に使い、どの位置から木を取るかを一体で考えることで、構造上も意匠上も支障のない形に納めます。このように、材の癖を読んで適所に使うことは、木を生かす大工の知恵といえます。

仕様を満たさない不合格材は交換し、合格した材には検査済みの印を押して、以後の加工工程へ進めます。

製材所にて検品
材料の使用位置の検討
木取りの検討
材料の使用位置の検討
検品の様子
材料の使用位置の検討
検品の様子
節の確認
型紙を使って破風の木取り検討
破風の木取り
型紙を使って唐破風の木取り検討
型紙を使って唐破風の木取り検討
含水率の計測
合格材の焼き印
合格材の印